トップランナー講演

書家・紫舟さんが体験から得た、世界に通じる
無限の発想とコラボレーションの法則

書家・紫舟さんが体験から得た、世界に通じる無限の発想とコラボレーションの法則

2016.11.10

  • トップランナー講演

コラボレーションで大切にしている6つのこと

コラボレーションで大切にしていることを、いくつか挙げます。

1.人を選ぶ

まず、必ず人は選ぶようにしています。選べない状況でも選ぶようにしています。

私たちの場合はアートを作っているので、高い専門性や才能がある人とチームを組むようにしています。異分野の人と同じゴールに向かって手を動かします。非常に重要なのは、負の才能も引き受けるということ。何かに飛び抜けた人は、何かに飛び抜けて劣っていることが往々にしてあります。例えばコミュニケーション能力が低いとか、時間を守れないとか、いざとなったら逃げるとかですね。それも才能の一部だろうと思い、負の部分も引き受けるようにしています。

2.寛容さと尊敬

次は、その人を圧倒的に尊敬するということと、許すことです。

制作中は衝突することもたくさんあります。一時の感情で、得られるかもしれない大きな成果=作品を、失わないように心がけています。

圧倒的な尊敬があれば、大体は乗り越えられます。

3.アイデアは独り占めせず共有する

日本人はアイデアを独り占めする人が結構多いですね。アイデアは独り占めするよりシェアする。仲間とシェアし、出し惜しみしないようにしています。アイデアは人と共有することによって大きく成長すると、いつも思っています。

4.決済権は2トップ+最小スタッフ

多数決をとると時代をキャッチアップしたアイデアやエッジのきいた発想が普通になってしまうので、多数決はしないことにしています。3人以上に増えると多数決になるので、決裁権を持つ人は私とコラボ会社のトップの2人にすることが多いです。

スタッフ数も最小にしています。人が多いと細かなことを指摘する人たちが増えたり、どうでもいいことを深掘りするので。大切な部分だけが見えるように、そして早いスピードで大量のものを推し進められるように、少人数でやるようにしています。

5.パートナーの言葉は信じてみる

コラボレーションのパートナーの言葉は、神様からのメッセージとして、一度信じてみるようにしています。

パートナーの言葉はその場で否定せずに、すべて実験をしてみます。小さく試して、その結果違うようであれば違う、良いようであれば、もう少し大きな実験を繰り返すようにしています。

たとえその人と衝突したとしても、これは神様からの言葉なんだと信じてみること。そうすると目的とプロセスを共有する喜びを、一緒に味わうことができます。

6.相手の領域に口を出す

互いの領域に留まっていたのでは、高付加価値な仕事や世の中にないものは生み出せないのではないかと思っています。ですので、コラボレーション相手も私の領域に口を出し、私も口を出して、お互い尊敬と寛容さで乗り切るようにしています。

最初に挙げた一番大切な人選さえ間違えなければ、今言った6つの項目で、イノベーティブな、誰も見たことがない、世界に通用するようなものが生まれると信じています。

ありがとうございました。

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